Japanese Department

教育目標

21世紀の中日交流に貢献できる、国際的な視野と専門性を備え持つ日本語人材の育成を目標とします。高い日本語力と日本に関する豊かな知識・教養に支えられた実践的なコミュニケーション能力を用いて、文化交流、技術交流、貿易、外交、日本語教育、日本学研究など、中日交流のさまざまな分野で活躍できる人材を育てます。

沿革

1995年9月、重慶大学外国語学院日本語学科創設、専科(三年制)で1クラス。

1999年9月、本科(四年制大学)に昇格。

2003年9月、応用言語学専攻日本語学専修の大学院生を募集し始める。

2006年9月、本科の規模を2クラスに拡大。同年に日本言語文学専攻の修士学位授与資格が認定され、応用言語学専攻日本語学専修の募集を停止し、日本言語文学専攻の大学院生を募集し始める。 

教員

現在、専任の教員は12名で、そのうち副教授が6名、講師が6名です。専門分野は日本近代文学、日本語学、日本語教育学、翻訳論、日本美学などです。このほかに、常勤日本人教員が3名います。

科目概要

本科では、日本語基礎実践、総合日本語、聴解、会話、読解、作文などの基礎科目と、翻訳、通訳、日本の社会と文化、日本の文学作品鑑賞、日本文学史、日本語論文の書き方などの専門科目を開設しています。一方、大学院では、日本語学概論、日本文学概論、日本語教授法、日本近代文学の研究方法、翻訳の理論と実践、古文読解と鑑賞、日本社会文化論などの授業を行っています。

実習

大学在学中に学生を科学研究機構、外事部門、貿易会社、旅行会社などに短期派遣し、実習日記と実習報告を通してその過程を管理、指導するという実習プログラムを実施しており、これまでの実施の結果は学生たちが学んだ知識をよく仕事に応用し、職場に早く適応できることを示しています。

日本語文化祭とスピーチコンクール

毎年、教師の指導の下で学生たちが主体になって日本語文化祭を開催し、日本語劇や日本の歌、日本舞踊などを上演しています。劇としてはこれまで「山椒大夫」「恩讐の彼方に」「桃太郎」「蛍の墓」などを上演してきました。  また、毎年、学内の日本語スピーチコンクールを開催し、その優勝者を全国や地域で行われるスピーチコンクールに代表選手として推薦します。これまで、本科生で重慶地域の日本語スピーチコンクール第一位、大中華全国日本語スピーチコンクール西南地域特別賞、大学院生で全国大学院生スピーチ・討論大会の第五位などを獲得しています。

国際交流

東北大学をはじめ、日本の複数の大学と定期的な学生交流協定を結んでいます。また、韓国をはじめ海外からの留学生も受け入れています。

第二専攻

 

複合型の人材の育成を目指して、日本語学科では、本科生が法学、経済学、国際貿易などの幅広い分野より第二専攻を選び、日本語専攻と同時に履修することが推奨されています。

進学・就職

日本語学科の卒業生および修了生は、日本と中国国内の名門大学の大学院に推薦または受験で進学する者や、大学および短大の教師になる者、公務員として政府機構に勤める者、大手の日本企業、中国企業または中日合弁会社に就職する者など幅広い領域で活躍し、受け入れ先から広く好評を得ています。